足の巻き爪の種類・症状

巻き爪は基本的に負担のかかりやすい足の親指に起こりやすいですが、親指に限定されている訳ではなく、どの指にも起こります。
巻き爪の種類は主に3つあり、爪の両端が極端に内側に丸まってしまう湾曲爪(わんきょくそう)と、爪の両端が肉に食い込んでしまう陥入爪(かんにゅうそう)、爪の外側が異常に厚くなる爪甲鈎弯症(そうこうこうわんしょう)があります。

湾曲爪は爪が変形していることが明らかに分かるので見た目が悪いことが特徴ですが、単に見た目だけではなく、症状が悪化してしまうと爪の曲がった部分に指先の肉が巻き込まれてしまい、激しい痛みを伴うようになります。
酷い場合には歩くことが困難になってしまうこともあります。
陥入爪の症状は、指先に食い込んだ爪の周囲に痛みや赤く腫れが見られ、悪化してしまうと炎症や感染を併発して化膿したり出血してしまうことがあります。
爪甲鈎弯症は高齢者に多い症状で、爪の外側が厚くなりツノのような外観になってしまいます。

これらの中でも、年齢や性別を問わず陥入爪の症状が最も多くなっています。
日常生活に対する影響も大きく、痛みから足をかばおうとした歩き方になってしまうため足首やひざ、腰にも負担がかかってしまい、捻挫やひざの痛み、腰痛をひき起こす原因となります。
また、爪甲鈎弯症は甲状腺機能低下症などの内分泌障害の病気を引き起こすことがありますが、この症状には有効な治療法は未だ見つかっておらず、ヤスリなどで爪の形を整形するしか方法がないのが現状です。

もともと巻き爪とは湾曲爪のことを指しており、陥入爪とは別の症状とされていました。
しかし、双方とも爪が曲がってしまう症状であることから巻き爪と呼ばれるようになり、それが広く浸透してしまったために、現在では双方とも巻き爪として認識されています。
残念なことに、一度巻き爪になってしまうと、爪が自然に元通りになることはありません。
日常生活に影響が出てしまう前に、医療機関で治療を行うことが必要です。

足の巻き爪が起きる原因

巻き爪を引き起こす原因はさまざまで、先天的な要因と後天的な要因に分けることが出来ます。
先天的な要因としては遺伝が原因の場合と爪の横幅が生まれつき大きい場合で、爪の幅が広いと靴を履いた時に爪が圧迫されて巻き爪になるケースがあります。

一方、後天的な要因としては日常の生活習慣によることが多く、特に多いのが深爪にするのが習慣になっている人です。
深爪をしてしまうと爪の周りの皮膚が盛り上がってしまい爪の成長を妨げてしまうため、肉に食い込むように伸びてしまうことから徐々に巻き爪になってしまいます。

次に多いのがヒールの高い靴を履いている女性、先端を絞り込んでいる靴を履いている人で、常に足先をしぼっている状態になっているため爪が圧迫されることが原因です。
他にも足の指先に負荷がかかるようなスポーツや仕事をしている人で、具体的には陸上競技や剣道、テニスやウェイトリフティングなどの足先に力がかかるスポーツや、販売員や看護師など立ち仕事をする人に多い傾向です。
足先に負荷をかけすぎると周辺の肉が炎症を起こし盛り上がってしまうことがあります。
そこから両端の爪を圧迫することで巻き爪になりやすくなります。

また、ケガや病気で歩行が困難な人、極端な運動不足な人なども発症しやすいと言えます。
無理な姿勢で歩くことから指先にも負荷がかかるため巻き爪になりやすいですが、巻き爪の痛みを和らげようと更に無理な姿勢になってしまう悪循環から悪化する場合があります。

巻き爪を予防するには、深爪をしないことと適切なサイズの靴を履くことです。
爪を切るときは先端を1ミリ程度残すようにして両端を四角く切ることがポイントで、靴は指先に余裕のあるもので、土踏まずの部分が足裏にフィットするものを選ぶようにしましょう。
巻き爪の兆候が見られたら、痛みを我慢しないで皮膚科や形成外科で診察してもらうことが大切です。

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